大阪で50余年の信頼と実績
明晃印刷株式会社

ここではちょっと印刷業界(当社の知る範囲・経験話)をさせて頂きます。
お客様から見ての不思議な事を参考までに書きます。


何でカラーページを4の倍数で薦めるの?

これは印刷会社から見ればあたりまえの事なのですが、
お客様の立場になって考えると4の倍数で印刷する方が
メリットは高いのです。

印刷は 「掛け合わせ」 という印刷方法を取ります。
A4版の冊子で仮に8ページのカラー印刷の場合は、
(部数によりますが) A2版で片面4ページ付けで印刷します。
(4ページ×2面)=8ページ

仮にお客様が9ページのカラー印刷を頼んだ場合、
残りの1ページの為に別版で 印刷をしなければいけません。
なのでコストがその1ページの為にグンと上がります。

反対にお客様がカラーページ7ページの場合は
1ページが勿体無いので、 残りの1ページをカラーにしても
コストはそれほど上がりません。

えっ?何で価格で選んじゃいけないの?

いえいえ価格でお決めになっても構いませんよ。
色々な印刷会社様が立派な印刷見積もり自動フォーマットを
ホームページに 設置されています。(当社はあえて設置いたしません)

ただ少し考えて欲しいのは、どこの印刷会社様も
印刷物の受注が欲しいが為に、 精一杯の努力で
最低限の見積もり価格を提示されると思います。
これを鵜呑みにして予算立てをすると大変危険です。
オプションの価格 (たとえば打ち合わせ回数とか
ラフ案の提示とか) は含まれていないのがほとんどです。

印刷は企画・製作段階から商品の出来上がりまで時間を有します。
あくまでも見積もりの価格は「概算」価格として捕らえてベストです。
最終的に請求の来た金額に対して驚かないように数回に分けての見積もり確認が必要です。

こんな事例がありました・・・・・

ある某学校での記念誌製作で数社の入札がありました。
当社も入札に参加しましたが最低価格の会社に落札されました。
ただ当社も事前に担当者様と何度も営業をしていた手前親しみを頂き、
仕事は頂けませんでしたが相談には引き続きのっていました。

落札した印刷会社は価格も最低でありましたが、サービスも最低でした。
これは仕方のない事で、価格的に精一杯の価格を落札業者が出しているので
レイアウトデザインラフ・企画からすべて担当者様の負担になってしまい
印刷会社は担当者様から来る原稿を指示どおり複写するだけになってしまいました。
印刷会社からの言い分としては「見積もり範囲内」という事でした。
担当者も精神的に負担になり最終的には私に相談をしてきました。

また別の事例もありました。
これは自費出版での事ですが、異常に安い価格を提示した業者がありました。
お客様も自分が考えていた予算をはるかに下回りホクホク顔でしたが
私たちからその価格帯を見ても到底考えられない価格でした。

製作から納品まで半年間の仕事でした。・・・が案の定不安が的中し、
その印刷会社は数ヶ月後に倒産してしまい、製作途中で中断せざるを得ませんでした。

全ての会社がそうだという訳ではありません。
ただこのような観点から価格だけで判断するのは少し危険だという事を
認識して頂きたいのです。

原稿・最終校正は必ず手元に

お客様から頂いた原稿に基づいて印刷会社は制作にかかります。
原稿から版下が出来上がり初校・再校と校正
(文字の間違いチェック)が始まります。

最終的に校了(最終確認校正)が終わった時点で
印刷にかかります。
印刷にかかる前に最終の校正は必ずお手元に
置いておくのがベストです。
これは最終的に商品になった際に印刷ミス(校正漏れ)が
生じた場合ですが、 最終校正を持っていないために
反論が出来ない場合があります。

証拠が手元に無ければ、どちらのチェック漏れなのかわかりません。
もし印刷会社側のチェック・訂正漏れだった場合は
印刷会社も最終校正は見せない場合もあります。
その点を考えて最終の校正や原稿は返却してもらうようにしましょう。

制作したデータ・版下関係は印刷会社から必ず頂きましょう

制作したデータはどうしても商品が出来た時点で忘れがちですが
これは大切な財産になります。
「版権」というものはお客様と印刷会社の両方に存在します。

仮にデータが手元に無い場合は印刷の増刷の場合はその印刷会社に頼まざるを得ません。
印刷会社もお客様のデータを握っているので言い値状態になる恐れもあります。

この事から印刷が終わった時点でデータは自分の所に保管しておくのがベストです。